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『バンクシー展 天才か反逆者か?』に行ってきたよ!バンクシーは「反逆者」だ。

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むきたまするの日記
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先日、大阪南港ATC Galleryで開催されていたバンクシー展に行ってきました。

まぁ、先日といっても10月の半ばなのですが、せっかくなので日記に残そうと思いました。

そもそも、皆さんバンクシーってどんな方か知ってます?

名前だけは聞いたことある人も多いのではないでしょうか。

2019年1月くらいに築地市場の豊洲移転が問題になったときに、バンクシーの絵を小池都知事が撤去することで一時期すごく話題にあがりましたよね。

あの印象深いネズミの絵を覚えている方も多くいるのではないでしょうか。

バンクシー(Banksy)とは何者?

バンクシーはイギリスを拠点に活動する匿名の芸術家です。世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動しています。

世界で最も注目されている現代のアーティストの一人といってもいいでしょう。

社会風刺のきいたグラフィティは世界中の人々の心にファニーな笑いを与えるとともに、自分の胸に何かがチクチクと突き刺さる感覚を人々に与えるように思います。

僕もバンクシーの作品を見て、全身に電気が走るような衝撃を受けたとともに、社会に対する考え方が変わりました。

そんなバンクシーの絵画のうち、自分が「これはすげぇ」と感銘を受けた絵画を今回何枚かご紹介します♪

彼はアーティストなのかビジネスマンなのか、天才なのかそれとも単なる反逆者なのか。あなたはこれらの作品を見て、どう思いますか?

コメントまってます!

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自分が影響を受けたバンクシーの作品を紹介!

アメリカニズム・資本主義への反逆

この○ッキーマウス○ナルドに手をつないでいる…というより、手をつかまれている少女の写真。

これは、AP通信のフィン・コン・ウトさんが撮影し、1973年にピューリッツァー賞を受賞した「戦争の恐怖」という写真がモチーフになっています。

この「戦争の恐怖」はどういう写真かと言いますと、ベトナム戦争下で、アメリカが支援する南ベトナム軍により北ベトナムが空爆されたのですが、この時、逃げ惑う村人らとともに裸で逃げる当時9歳の少女だったキム・フックさんを撮影した写真です。

(知らない方は、よければ「戦争の恐怖」で検索してみてほしいです。)

そんな裏事情があったのか…!

そんな背景も含めて、改めてこのバンクシーの作品を見てみると、より強いメッセージが伝わると思います。

○ッキーマウスとマク○ナルドが象徴するようなアメリカの資本主義は、アメリカや先進国の人々喜び快楽の世界へ浸らせてくれます。

一方で、資本主義はベトナムのような植民地国や発展途上国の人々にとっては地獄でしかないでしょう。あの少女の立場に立ってこの絵を見てみると、○ッキーや○ナルドの顔は心なしか不気味に見えます。いや、恐怖しか感じない。

そうした軽妙な風刺や描写に僕は感服しました。

これは有名作品

このハートの風船を手放してしまった少女の絵。

見たことある人も多いと思います。バンクシーの作品の中で一番有名なんじゃないかな?

このバンクシーの作品はオークションにかけられたのですが、なんと落札された瞬間に、バンクシーが額縁に仕込んでおいたシュレッダーにかけられてびりびりにされてしまったのです。痛快ですね。

といっても、当日は額縁の故障で途中でシュレッダーが止まってしまい、完全粉砕といったところまではいかなかったんですけどね♪

額縁にシュレッダーなんて、どんな発想や!

消費主義への対抗

この絵は消費主義に対して疑問を投げかけているように思いました。

現代は大量生産・大量消費社会の時代とも言えますが、それはすなわち、お金さえ払えば何でもすぐに手に入れられる世界になっているということだと思います。

  • しかし、本当にそれが私たちが求めているものだろうか…?
  • 私たちが価値あると思うものは金銭で測れるものだけなのだろうか…?

ということをバンクシーの作品を見て深く考えさせられました。

モノに溢れた今、物質主義的価値ではなく、精神的価値こそ私たちに必要なものではないかと僕は思いました。

そんな風に考えながら、バンクシー展の最終コーナーを曲がったところで、お土産コーナーが見えてきました。

そこでは、たくさんの人々が我よ我よとバンクシーの絵のポスターカードやプリントパーカーなどを買っているのではありませんか!

結局、私たちは消費主義からは逃れられない存在であり、バンクシー自身も自分の絵の商品が販売されており、消費主義から逃れられていないのだなぁと思います。

と、軽くシニカルに思いながら、僕も家に飾るようにポストカードをいっぱい買って帰りました

お前もかーい!

僕的にバンクシーは反逆者だ。

バンクシー展で様々なグラフィティを見てきて、やっぱりバンクシーは「反逆者」だと僕は思いました。「天才」という漠然とした言葉で片づけてしまうのはもったいない存在であると思います。

  • 既得権益に対する反逆
  • 社会に蔓延している価値観に対する挑戦
  • 常識であると妄信されていることに対する抵抗

彼はそれを巧妙に描き、人々を啓蒙けいもうしているように思います。

そう考えると、彼は現代の「反逆者」といえないでしょうか。

めっちゃ共感する!

いや、僕はそうは思わない!

いろんな考えを持った方々がいると思います。ぜひ、あなたの考えをコメントで教えてください♪

ちなみに、公式で「バンクシーは天才かそれとも反逆者か?」というアンケートをとっているのですが、今のところ「天才」派は約6割、「反逆者」派は4割となっていますよ!

まとめ

いずれにせよ、バンクシーの作品には人々に訴えるような何かがいっぱい詰まっていると思います。

今、うちにはたくさんのバンクシーの絵のポストカードが飾ってありますが、ふと目に留まるたびにいつもハッと考えさせられます。

日頃の生活に飽き飽きしている方やバンクシーの作品が好きな方、ぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか♪

バンクシー展の開催期間

残念ながら、横浜での開催はもう終わってしまっています。今大阪で開催されており、1月中旬まで続くようです。そして、2021年2月ごろから5月まで名古屋で開催されるようです。

こんな感じのバンクシー展でしかゲットできないインスタのエフェクトもありますので是非行ってみては!

以上、むきたまするがバンクシー展に行ってきたよという話でした。また、別の記事も観てくれたらうれしいです♪

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