いよいよ今年も秋を迎えようとしています。みなさんは、秋服の用意はお済みでしょうか?
まだまだです。
秋服は早めに準備しておくことをおすすめします。秋の季節はあっという間に通り過ぎていってしまうため、肌寒くなってきた頃に秋服を買っても気づいたら冬になってしまい活躍する出番がないままクローゼットに眠ることになってしまいます。
それはもったいないです。
寒くなる前に秋服を用意しておき、より長く秋服ファッションを楽しみましょう。この記事では、骨格診断のメソッドに基づき、骨格ナチュラルタイプの男性におすすめの秋服や2023年秋のトレンドをおさえたファッションアイテムをご紹介していきます。
その前に、すべての骨格タイプに共通する「秋服を選ぶコツ」と2023年秋のトレンドを確認しておきましょう。
秋服の選び方
秋は洋服選びが難しい
秋は洋服選びが一番難しい季節だと私は思います。秋は、日中は暖かく感じることがありますが、夜になると急に冷え込むことがありますし、日によって気温が不安定だからです。
んー、どうしたらいいでしょうか。
秋服選びのコツは3つあります。
重ね着前提の格好をしよう
秋服選びのコツ1つ目は、重ね着や着脱のしやすいアイテムを用意するということです。シャツやカーディガン、ジャケットなど、重ね着がしやすいアイテムを選ぶことで、寒暖差に柔軟に対応できます。
季節感を大切に
秋服選びのコツ2つ目は、秋冬らしい素材感のアイテムを選ぶことです。例えば、ウールのニットやフランネルシャツ、ボトムスならコーデュロパンツが、コーデに温かみを感じさせてくれますよ。
秋らしい色を取り入れよう
秋服選びのコツ3つ目は、コーデにシーズンカラーを取り入れることです。秋のカラーパレットに合った服を選びましょう。例えば、ブラウン、ベージュ、オリーブのような深みのあるカラーがおすすめです。そのような「アースカラー+白黒+差し色」をベースにコーデを組むことを意識してみてください。
小物でマスタードやターコイズブルーなどの差し色を入れてあげるとよいですね。
2023年のトレンドは?
2023年秋のファッショントレンドってなんですか?
2023年秋の最新トレンドの一つは、パープルカラーです。コーデのベースカラーに落ち着いた紫色のアイテムを取り入れたり、差し色として紫色の小物を取り入れてみてはいかがでしょうか。
他にも、ミリタリー調のアイテムも2023年秋のトレンドアイテムです。例えば、カーゴパンツやMA-1、ミリタリーブーツ、モッズコート(M-51)、フライトジャケットなどが流行すると思います。これらのアイテムはアースカラーであることが多いので、秋コーデには比較的取り入れやすいと思います。
今年の秋冬は、ミリタリー系のアイテムが得意な骨格ナチュラルさん大優勝かもしれません。
また、ミリタリー系のアイテムは、男らしさやタフな印象を付け加えてくれますが、その印象が強すぎると、まさに「軍人」感が強く出すぎてしまうかと思います。ですので、きれいめなアイテムと組み合わせてバランスを取ったり、帽子やバッグなどの小物と組み合わせることで和らげてあげるといいですよ。
また、これまでに引き続き、オーバーサイズのゆるいシルエットの流れは続く模様です。タイトめなシルエットよりも、ワイドなシルエットの方が今風です。「ゆるだぼ」の雰囲気が感じられる洋服を選ぶと周りからのウケがよいでしょう。
トレンドよりも自分のスタイルを優先しよう
トレンドに敏感であることも大事なことですが、ファッションにあまり詳しくない方は、自分の骨格スタイルに合ったコーデを組むことを優先するのがよいでしょう。
コーデを組むうえで、「トレンドアイテムは取り入れる余裕があれば取り入れよう」ぐらいの感覚でいる方が、洋服選びは失敗しづらいかと思います。
ファッションコーデは、服を基準に組み立てていくのではなく、「あなた」に似合うかどうかを軸に考えていくとよいですよ。
それでは、以上を踏まえたうえで、各骨格タイプにおすすめの秋服をいくつかご紹介していきます。
骨格ナチュラルの男性におすすめの秋服
骨ナチュ男性におすすめのアウター
ボンバージャケット
爆撃機に乗るパイロットたちが着用していたジャケットを、「ボンバージャケット」といいます。「フライトジャケット」と呼ばれることもあります。過酷な寒さに耐えるために素材にレザーやムートン・ボアが使われるものが多くあります。
なぜ、ボンバージャケットが骨ナチュ男性におすすめのアイテムかというと、レザーやムートンといった「重厚感」のある素材は、骨ナチュ男性との相性がとても良いからです。
ただ一点注意しなければならないのは、ボンバージャケットは着丈や袖丈が短く作られているものが多いということです。骨ナチュ男性は長い丈感が得意なので、ものによっては似合わないこともあるかもしれません。
そこで、現代風なオーバーサイズめにつくられたものや、いつも着るサイズよりワンサイズ上のものを選ぶと骨格ナチュラルタイプの方に似合うボンバージャケットに出会える可能性が高くなりますよ。
スエードの革ジャン
ヌバックやスエードといった、革をヤスリがけして起毛加工したものも骨ナチュ男性は得意です。ざらざらしたラフな質感が骨ナチュ男性のドライな肌質との相性が抜群にいいんです。
ヌバックは革の表面を、スエードは革の裏面をヤスリがけしたものです。
ヌメっとした質感の革ではなく、乾いた砂っぽい表面の革を選ぶのがポイントです。
モッズコート
モッズコートとは、1950年代に米軍で使用されていた野戦用パーカー「M-51」のことです。 特徴としては、フィッシュテールと呼ばれる後ろ裾が二股に分かれているパーツが特徴的です。
映画「踊る大捜査線」で織田裕二さんが着ているコートがモッズコートです。硬くシワが付きやすい素材感が骨ナチュ男性のフレーム感のあるボディラインを補正してくれます。また、首周りのファーやムートンは男らしい印象を適度に和らげてくれます。
ちなみに、織田裕二さんも骨格ナチュラルタイプです。
トレンチコート
骨ナチュ男性は、トレンチコートが似合います。トレンチコートは他の種類のコートよりも、ややミリタリー感・カジュアル感が強くなるため骨ナチュ男性向きなのです。
ちなみに、トレンチコートの「トレンチ」は「塹壕」という意味で、もともと第一次世界大戦中のイギリス陸軍が寒さをしのぐために着用していたことに由来します。
そんなトレンチコートですが、少し大きめでゆったりと羽織れるトレンチコートを選ぶのがよいでしょう。オーバーサイズでゆったりした雰囲気が今の潮流なので、タイトめよりもゆるめなものを選ぶと今っぽい仕上がりになりますよ。
骨ナチュ男性におすすめのトップス
ローゲージのセーター
骨ナチュ男性には、編み目が荒くざっくりとしている「ローゲージニット」の洋服をおすすめします。ローゲージニットは重くごわごわした質感のものが多く、角張ったボディラインを適度に和らげてくれます。
反対に、編み目が細かく、密に編まれた「ハイゲージニット」は避けた方が無難です。ハイゲージニットの細かく整ったスタイルは、骨ナチュ男性にはかたすぎる印象になります。また、ハイゲージニットは薄手のものが多いので、骨感や筋感を拾ってしまい、変に目立たせてしまうことがあります。
針金ハンガーにセーターをかけているシーンをイメージすると分かりやすいです。薄手のセーターをかけるとハンガーの角が目立ってしまいますが、一方で、厚手のセーターだとハンガーの角が目立たず、きれいなシルエットになりますよね。少しでもイメージが伝われば幸いです。
カジュアル感の強いニットが得意です。
コーデュロイ素材のシャツ
コーデュロイ素材のシャツも骨ナチュ男性におすすめです。コーデュロイの中でも、畝が細くて柔らかい質感のものではなく、畝が太くて硬めの質感のものをおすすめします。
骨ナチュ男性は、ゆったりしたサイズ感が得意です。なので、ジャストサイズよりも少し袖丈や着丈が長いものを選ぶとよいですよ。オーバーサイズやドロップショルダーを売りにしているものも似合う可能性が大です。
コーデュロイパンツもおすすめ
コーデュロイ生地のシャツだけでなく、コーデュロイ生地のパンツも秋冬っぽくておすすめです。
ワイドパンツの方が若くてトレンド感のある雰囲気を出せます。
キャンバス生地・デニム生地のシャツ
また、ざらざらしたドライな質感のキャンバス生地やデニム生地のシャツも骨ナチュ男性に似合う傾向にあります。キャンバス生地のイメージとしては、トートバッグによく使われるあの荒い生地感です。
なぜ、それらの生地のシャツが骨ナチュ男性に似合うかというと、骨ナチュ男性はドライな肌質をしている方が多く、生地感と肌質の相性がとても良いからです。また、硬い生地は骨ナチュ男性のフレーム感のあるボディラインを補正してくれます。
骨ナチュ男性におすすめのボトムス
カーゴパンツ
カーゴパンツはこの2023年秋に骨ナチュ男性にイチオシのパンツです。カーゴパンツといっても様々なデザインのものがありますが、その中でもヴィンテージ感のあるもの、ゆるく履けるものを骨ナチュ男性におすすめします。
例えば、こんな感じのカーゴパンツです。
ワイドパンツ
骨ナチュ男性は、ワイドパンツが得意です。タイトなサイズ感のものよりも、ゆったりと履けるワイドパンツの方が自然に見えます。オーバーサイズシャツ×ワイドパンツの組み合わせは、骨ナチュ男性の定番のスタイリングです。
ジーンズの形で言うと、ももから裾にかけて少し広がる「バギーパンツ」や、股上が深くゆったり履ける「ペインターパンツ」がおすすめです。今ファッション界隈で絶賛流行中のパンツになるので、ぜひあなたも一着どうぞ。
その他
小物
上で、骨ナチュ男性は、ローゲージのセーターが似合うと説明しましたが、ニット帽などの他のアイテムもローゲージの方が似合う傾向にあります。
また、マフラーやストールは、細いものよりも太く大判のものの方が似合います。
あくまで個人的な感覚ですが、セーターとニット帽やマフラーなどのニットの編み目の粗さを統一したほうがまとまりが出てよい気がします。
最後に
このブログ「iroka」では、
香水からメンズファッションまで
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香水をレビューしたりもしてます。
香水やおしゃれに興味ある方、
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別記事にて、骨ナチュ男性に似合う革ジャンの特徴を徹底的に詳しくご説明しています。また、私が厳選した、おすすめの革ジャンやボンバージャケットを計30着ご紹介していますので、それらの購入を検討している方はこちらの記事をぜひ読んでみてください。