みなさん、こんにちは。香りマニアののぺです。
香水っていい香りですよね。一種類の香りがするものもあれば、時間がたつにつれて香りが変わっていくものがあったりします。
なんで香水の香りは変化するんですか?
たしかに、言われてみればとても不思議ですよね。この記事では、この香水についての素朴な疑問にお答えしていこうと思います。
香りにはノートがある
香水には、トップノート・ミドルノート・ラストノートという香りの変化があります。
トップノートはつけ始めてから間もない5~20分程度香る最初に感じる印象のことで、ミドルノートは香水をつけてから30分~2時間程度の、香りが調合されるうえで中心となる部分の印象のことを指します。
ラストノートは、香りをつけてから数時間も経ったあとの香りが消えてなくなるまでの香りの印象のことで、最終的に自分の肌の上で自分の香りになるもののことを意味します。
香水のボトルを開けたときの香りと、肌につけたときの香り、それから数十分たった後の香り、さらにそこから、数時間経った後の香りは違うことがあります。
それは、香水がどのように作られているかが大きなカギを握っています。
香水の作られ方・メカニズム
香水はたくさんの様々な香料を混ぜ合わせて作られているのですが、それらの香料の中でも、揮発しやすいものから順に香っていくんですね。
揮発とは、液体から気体に変わることです。
揮発した香料が鼻腔を通ることで人は匂いを認識するので、いち早く揮発しやすい香料(=蒸散性の高い香料)から人は香りを認識するんです。
そして、揮発しにくい香料(=残香性が高い香料)は、ゆっくりと揮発していくので人が香りを認識するのはだいぶ時間が経過してからになるというわけです。
香水の香り方に個人差がある理由
また、同じ香水でも人によって全然香り方が違うということもあります。同じ香水でも、香りが変化する時間は実は個人差があるのです。それには、人の体温や体臭などもかかわってきます。
あなたがとても体温の高い人であれば、人より熱を発しているので、液体から気体に状態変化しやすいため、香料が揮発しやすくなるからトップノートからミドルノートへの変化が早く訪れるのです。
科学的ですね。
香水の香り方の季節差
香水の香り方の季節差についても、同じように考えることができます。夏の方が暑く、体の表面温度が高くなるので香水の香料が揮発しやすくくります。そのため、夏の方が早く香りの変化が訪れるのです。
冬より夏の方が、香水の持続時間が短くなるということですね。
まとめ
香水の香りの変化の仕組みについてみてきましたが、いかがだったでしょうか。
✓香水は香料の揮発性が高いか低いかで、その香料が香りはじめる時間が異なってくること
✓香水をつける人の体質によって香り方に個人差が生まれること
✓季節によっても香り方が変わること
このような仕組みになっていることが理解できましたね。こうした日常のちょっとしたことに疑問を覚えてなんでだろう?って考えるのって楽しいですよね。
最後に
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